パキシルを飲み始めてから、かなり悪夢を見るようになった。今日も恐怖で起きてしまった。それに限らず、ほとんど毎日きっかり5:30くらいに起きるような感じになっている。いいことではないらしい。睡眠の質が悪い可能性がある。悪夢でない場合もあるが、かなりはっきりとした夢を見る。もう一つの現実。今日は実家の夢を見た。暗く寒い部屋で一緒に寝ていた母親が消失し、隣のアパートの二階廊下でアベックが堂々といちゃつき、いけ好かない管理人が隣の家の庭園を通って外に行こうとしていた。その庭園には新しく石階段と墓石が建てられており、とうとうあの家のおじいさんおばあさんが死んだのかと思った。墓標には白字で何か刻まれていて、建立した人は存命ではないのだな、と思った。
 もっと何かあったはずだが思い出せない。だいたい、起きた直後でも覚えているのは夢の1/3程度だ。夢をうまく記憶する技法が欲しいところだ。昔、有名な劇作家に、起きたときに目を瞑ったまま夢の内容をしゃべって妻に記録させるという方法で夢を記述している、ということを聞いた。こうするとだいぶ記憶が保存されるらしい。他に方法はないものか。

 人は様々なバックグラウンドを背負っている。それゆえに自分に出来ることが出来ないという事態が存在する。相互理解には大きな労力がかかる。しかしそれは払うべきコストだ。

 得意だと思っていたことの説明がうまく理解されないと、非常に落ち込むということが分かった。説明能力を高めると同時に、メンタルタフネスを鍛えねば。