今日は誕生日祝いをした。ショートケーキを購入し、蝋燭を五本立てた。ショートケーキというものを十数年ぶりに食べた。立ち並んだ苺の存在感がどことなくノスタルジックだったが、食べてみると断層上に苺が織り込まれているのに驚いた。考えてみれば当然の構成だが、そんなことに驚くほどショートケーキと縁遠い人生だった。一昨日は死を悼み、今日は生を祝っている。

 友人と電話。彼には昔の職場の話をよく聞いている。しばらく前からそうだ。人間関係の機能と構造は、どうしてこうも変わらないものなのだろう。また、病気になったことで方方に心配をかけており、どう挨拶したらよいものかと悩む。他方、呼び出しをした友人が待ち合わせに寝過ごし、仕方なく本をいくつか買って帰るなどした。釈迦、親鸞ニーチェなど。必要のある散財だったのだろうか。

 今日はカレーライス。